肩ボトックス?ちょっと待った! – ruvu

2025/04/08

肩ボトックス?ちょっと待った!

肩こりや首の緊張、頭痛に悩む方の多くが、「僧帽筋上部が悪さをしている」と思い込みがちです。

最近では、「僧帽筋上部にボトックスを打って動きを止める」というアプローチを選ぶ人もいます。

結論から言うとおすすめしません

■ 僧帽筋上部は“悪者”ではなく“名脇役”

僧帽筋上部は、肩甲骨を引き上げたり、首を安定させたりと、日常動作や姿勢維持に欠かせない筋肉です。

むしろ、“正しく使えば”とても頼りになる存在。

ただし、他の筋肉(中部・下部僧帽筋、前鋸筋など)がうまく働いていない場合、僧帽筋上部が代わりに頑張ってしまうことがあります。

その結果、「働きすぎ」「張りすぎ」「痛い」という状態に見えるだけ。

実際には、**“働きすぎている”というより、“働かされすぎている”**んです。

■ だから“止める”のではなく、“助ける”べき

ボトックスを打って一時的に筋肉の動きを止めれば、確かに張り感は弱まるかもしれません。

でも、それはあくまで「対症療法」。

僧帽筋上部が担っている大切な役割を、完全にシャットアウトしてしまう危険性があります。

筋肉は、悪さをしているのではありません。

他の筋の代わりに“助けてくれている”だけ。

それを止めてしまったら、今度は別の部位に無理がかかり、より深刻な不調が現れる可能性も。

■ 必要なのは“鍛えること”と“機能を整えること”

僧帽筋上部を責めるのではなく、

・周囲の筋肉の機能を取り戻すこと

・僧帽筋上部自体も、正しいフォームと負荷で鍛えること

これこそが、本当の根本改善です。

筋肉を止めるのではなく、「働きやすい環境」を整えてあげることが、最も効果的で、安全なアプローチ。

■ 結論:僧帽筋上部にボトックスは不要です。

僧帽筋上部は、あなたの身体のためにずっと頑張ってくれている“名脇役”。

「張ってる=悪い」ではありません。

“本来の役割に専念させてあげる”ことこそ、痛みや不調からの卒業につながります。

どうか、必要のないボトックスで大事な筋肉を止めないでください。

もちろんマッサージも無意味に近いです

代わりに、“正しく鍛えて、整える”選択を一緒にしていきましょう。

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